3 キャンピングカー選び

キャンピングカーを購入する以前も、よく車中泊を行いながらの旅をすることがありました。

スキー場で朝早くからゲレンデに出るために、前の晩から夜通し車を走らせ、深夜も営業している駐車場で仮眠をとることもありました。帰り道、混んだ高速ではSAで仮眠をとりながら日付変更線と渋滞をやりすごすこともありました。

一週間を超えるような旅では、最初から車内での宿泊をメインにしながらも2~3日に1泊は宿の予約をとりながらの計画を立てて旅をしたこともありました。
 
今となっては古い話ですが、平成に入るころからは、デリカやエスティマなどのワゴン車に乗ってきたので、身体を伸ばして仮眠をとるスペースはできました。それでも、そんなドライブや旅の途中に感じたことが、「いつかはキャンピングカー」という思いに、そして実際のキャンピングカー選びにつながったと考えています。
予めお断りしておきますが、これから書くことはあくまでも私がキャンピングカーに求めた考えをご紹介したものに過ぎません。バスコン、キャブコン、バンコン、軽キャン、いわゆる「キャンピングカー」に分類される車にも、それぞれに良さはあると思います。

多くの人が車内で食事や会話を楽しんだり就寝したりできる車もあれば、普通乗用車と比べてもそれほど変わらないリーズナブルな価格で手に入る車、また、重心もそれほど高くなくワイドトレッドで走行性能がそれなりに充実している車もあることと思います。

いずれにしても、オーナーになられる方一人一人の考え方や車履歴、ペットも含めた家族構成、キャンピングカーの利用目的によって、選定基準はたくさんあるかと思われます。

WEB情報やカタログ、実際に販売店やキャンピングカーフェアなどに足を運ぶ中、数あるキャンピングカーの中で、私が生涯初めてのキャンピングカーとして選んだのは、アドリア社のtwin540SPT(以下、540)という車です。
この車を選ぶに至ったのはなぜか。それは、今までの車中泊の旅を通じて感じたことを解決するための要件を満たすために、もっとも適していると考えられたからです。

もちろん、どんなものにも一長一短があるように、実際にこの540に乗って旅をする中で困ったこともありました。もしかするとこのブログをこれからの車選びの一助になさる方もいらっしゃるかもしれませんので、メリットだけではなく、私なりに感じたデメリットについても正直に御紹介していきたいと思います。そうした意見を公にすることは、きっと当該の車・当該のメーカーだけでなく、すべてのキャンピングカーの発展にもつながると考えられるからです。

その中で、いささか強引かもしれませんが、自分なりに編み出した解決策なども、お恥ずかしながらあわせて御紹介していきたいと思います。ただ、もしかすると日本語以外のマニュアルが読めずに解決できないだけのことかもしれませんので、その場合はメーカーや他のユーザーの方からのお知恵をいただければ大変嬉しく思います。

コメント

このブログの人気の投稿

4 アドリアツイン540を選んだ10の理由

選んだ理由3 成人男性でも立ったまま着替えができる車室高

選んだ理由2 身体を伸ばせるフラットな就寝スペース